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のぞみは算数や数学が得意です。加減乗除を計算するときは暗算で、あっという間に答えを導き出せます。 唯一、苦戦したのが面積の問題。単純な四角形や立方体なら問題なく解答できるのですが、複雑な形の図形が出てくるとお手上げでした。 のぞみは漢字の書き取りも得意です。記憶力が良いので、書き順や音訓読み、部首や慣用句をすぐに覚え、たくさんの漢字を知っています。 唯一、問題だったのが字のバランス。部分ごとに大きさが異なってしまったり、同じ大きさにまとめられなかったりすることが多々ありました。 どうやら、障害の影響で文字や図形の認識力に問題があるようでした。 結果的に、それらの問題解決に一番効果的だったのが、遊び半分に始めたのがジグソーパズルでした。 |
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事の始まりは、のぞみが大好きな アニメ「ワンピース」のパズルです。 「手配書のジグソーパズルが欲しい。 1000ピースもあるから自分では 無理だから、お父さんが作って。 出来上がったら私にちょうだい。」 娘から自分勝手なミッションを受け パズルを購入し、コツコツと作り始 める父。 作成に没頭する父に全然かまって もらえず、つまらない娘は必然的に パズル作成を手伝うことに。 娘の担当は、各キャラクターの顔。 わかりやすい目の周りなど、特徴 のある絵柄のピースを集め、少し ずつ作っていく。 製作はほとんどが父、ごく一部が 娘という、父子合作の記念すべき 最初のパズルが完成する頃には、 すっかりジグソーパズル作りに はまっていた娘なのでした。 はまりやすく凝り性の娘は、すぐに次のパズルを ネットで検索し始めました。 たまたま買い物に行ったホームセンターの売り場で ルフィーが描かれているパズルを発見してしまった娘。 パズルを前に、岩のように動かなくなり購入を迫るの でした。 今回は、顔のピースだけでなく、右上のロゴの部分や 海賊旗のどくろマーク、ゴーイングメリー号の船首部分 など、前作以上に製作範囲が広がりました。 絵柄だけでなく、ピースの形で判断できるようになったり 微妙な色の濃淡が判断できるようになったり・・・ 隣のピースとの繋がりから、探すピースを予想できる レベルまで認識力がアップしてきました。 調子に乗った娘は、次回は大作に挑戦する!そうです。 今回のパズルは2000ピースの超大作。2000ピースというと、箱を開いた瞬間にめまいを起こしかけるほど大量のピースです。 大きさを判断するために、パズルの外枠を試作してみたところ、テーブルに乗り切らないことが判明しました。 仕方がないので段ボールを用意して「ジグソーパズル2000ピース対応段ボールステージ」を作成し、パズルの製作を開始しました。 ピースの量が半端でなく、収拾がつかないので、キャラクターごとの仕分け作業から始めました。 娘も各キャラクターの顔を中心に仕分けに協力。 問題は黒いピース。サンジなのかブルックなのか、クマだか鷹の目ミホークだか、さっぱりわかりません。 ひろびろとした「ジグソーパズル2000ピース対応段ボールステージ」の上に、娘が作った各キャラクターの顔がポツンポツンと置かれ、 作るキャラクターの順番を決めて、一人ずつやっつけていきます。 完成までに2ヶ月を要した今回のパズル製作で、娘は持続と継続、達成感の素晴らしさを覚えたようです。 最後の1ピースをはめ込むときには、最高の笑顔でした。 パズル作りに自信を持った娘は、質より量に 方向転換。 300ピースのコレクションに走り出しました。 ワンピースの麦わら海賊団のメンバー9人を 購入する順番にもこだわって、大事に一人ずつ 作っていきました。 メンバー9人全員を作り終え、大満足の様子が 左の写真です。 下記は、それぞれのパズルに対する、娘自身の 感想を、スパルタトレーニングの途中に聞いた ものです。
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